ミスエアポート(自薦)の新千歳空港をうろうろ。

新千歳空港で働く人が新千歳空港をご案内。見て、歩いて、食べて、飲んでます。

復旧までお待ちください

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2018年9月6日

午前3時08分

震度6弱の地震が新千歳空港を襲いました。

 

震源地の安平町、厚真町は震度7

地震の震度って7が最大なんですって。

 

今まで経験したことのない揺れ。

もう家も倒壊するんじゃないかというほど激しくたわむ家。

ベッドに必死にしがみつきながら耐えます。

家族の必死の叫び声が響きます。

「◯◯!!◯◯!!」

お互いの名前を呼び合い、揺れが収まり、顔を見て互いに怪我のない事を確認しました。

プツリと暗闇になり、そっと玄関のドアを開けました。

だれもいません。

見たことのない暗闇が広がっています。

近所の仲の良いお婆ちゃんの家へ。

居間の窓から声をかけます。

「◯◯さん。◯◯さん!」

真っ暗で沈黙した窓がこんなに怖いと感じた事はありません。

急に眩い光が向けられました。お爺ちゃんです。

「大丈夫よ」

ドアが開いてお婆ちゃんが出てきました。

「びっくりしたわね」とか話してるうちにご近所さん達が懐中電灯を照らしながら外に出てきました。

みんないる。

ほっとしたらお婆ちゃんの服が裏表なことに気づきました。

いつもキチンとしてる方なので余計におかしく思いました。

笑ったら涙が出てきました。

見上げると満天の星。

ご近所さんと星を見ることになるなんて。

停電で、情報もないまま朝をむかえます。

ラジオの情報が頼りです。wifiもなし。

かろうじてツイッターの情報。

 

有り難いことに怪我もなく、現在は停電も解消、水もガスもあります。

避難所だった学校も10日から再開です。

 

 

職場である新千歳空港も地震の1、2日後には飛行機は飛んでいます。

売店やレストランは15日再開を目指して後片付けにおわれています。

私の働く店も散々な状況でした。懐中電灯で照らされた床に散乱する商品。

レストランやナマモノを扱う店に比べたらマシでしたが。

余震も続いてます。

正直、揺れが来るたび不安になります。

 

日本中、世界中でたくさんの自然災害が起きて、大変な目にあってる人がたくさんいます。

この程度で喚いてる場合ではないけど、怖かったー。

火災や津波が無くて良かった。率直にそう思いました。

 

 

 

そして、新千歳空港で働く人達は今、頑張ってます。

数日前の当たり前の新千歳空港を取り戻そうと頑張っています。

復旧まであと少しなのでお待ち下さい。

態度悪い!とかクレーム貰っていたスタッフも必死に頑張ってます。笑

北海道中のお土産が揃う、映画館も温泉もある、ソフトクリームの聖地新千歳空港に戻るまで

少し時間がかかるかもしれませんが、待っていてください。

 

美味しい、楽しい新千歳空港をウロウロするのが楽しみです。

復旧したら何から食べようかな?